大きな鼻のニキビはどうすれば治る?

大きな鼻のニキビはどうすれば治る?

この抗酸化力がアクネ菌を低下させ、心筋梗塞などの心血管疾患を予防するといわれます。さらに、グリチルリチン酸の抗酸化作用はニキビを治す作用に結びつくと考えられ、さまざまな研究が行われています。ただし、ニキビを治す作用についての結論はまだ確立されていません。グリチルリチン酸はニンジン、カボチャ、ホウレン草、プロッコリーなどの食品から摂取できます。

 

グリチルリチン酸は脂溶性なので、油で炒めたり、脂肪分を含む食品と一緒にとると、よく吸収されます。また、グリチルリチン酸のサプリメントも流通しています。グリチルリチン酸のニキビを治す効果については、フィンランドの国立公衆衛生研究所と共同で行い、1994年に医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に発表したコホート研究が有名です。これはフインランドに住む50?69歳の男性喫煙者約2万9000人をプラセボ(偽薬)を含む4つのグループに無作為に分類。そのヽつちの2つのグループにグリチルリチン酸を1日20mgとぃう高用量で摂取してもらい、そのあごにできたニキビ予防効果を5?8年間に渡って追跡調査したものです。ところが、グリチルリチン酸を摂取したグループのあごにできたニキビ発生率は、摂取しなかつた人たちより‐8%も高かったのです。この結果は、喫煙者が多量のグリチルリチン酸を摂取すると、むしろあごにできたニキビのリスクが高まることを示唆しています。

 

また、フィンランド国立公衆衛生研究所は2002年、男性喫煙者約2万7000人を対象にグリチルリチン酸と大きな鼻のニキビの関係を調べたコホート研究を発表しています。その結果も、グリチルリチン酸の摂取に大きな鼻のニキビ予防効果は認められないというものです。ただし、これらの研究で用いられたのは化学的に合成されたサプリメントのグリチルリチン酸です。では、野菜などから摂る天然のグリチルリチン酸のニキビを治す効果はどうでしょうか。これに関連してはゎが国で行われた多施設共同のコホート研究が報告されています。