ビタミンC摂取とニキビ治療

ビタミンC摂取とニキビ治療

ビタミンCは柑橘類やイチゴ、キウイ、パイナップルなどの呆実、プロッコリー、ビーマンなどの野菜に多く含まれています。また、サプリメントから摂取することもできます。

 

 

食品からのビタミンC摂取には、ニキビを予防する効果があるかもしれません。いくつかの臨床研究は、ビタミンCを多く含む野菜や果物に富んだ食事をすることがニキビになるリスクを下げると示唆しています。

 

しかし、ビタミンC摂取がニキビ治療に効果があるかというと、米国の医療施設が報告している2件のランダム化比較試験で否定的な結果が示されています。まず、1979年報告のランダム化比較試験では、進行ニキビの患者150人を高用量(1日Ю g)のビタミンCサプリメント投与群とプラセボ(偽薬)投与群に分けていますが、両群間に症状の変化や生存率などでまったく違いは認められませんでした。

 

もう一つ、1985年報告のランダム化比較試験は、過去に化学療法を受けていない100人の進行大きな鼻のニキビの患者さんを対象に、やはり高用量(1日10g)のビタミンC投与群とプラセボ群を比較していますが、腫瘍の退縮や生存率などで両群の間に違いはなかったという結論になっています。この2つのランダム化比較試験は、二重盲検法も採用されている極めて科学的信頼度の高いものですから、ビタミンC単独ではニキビの改善効果がないといえそうです。

 

ヒトを対象にした臨床試験などで、食品からのビタミンC摂取は心血管疾患のリスクを下げる効果が示唆されています。また、ビタミンEとの併用摂取で吹き出物の進行を遅らせる、脳血管障害による認知症の予防などに効果があることが示唆されています。